ワインの買取は?
ボージョレ・ヌーボーをはじめ、「何かイベントだから、ワインでも飲もう」というのはもう過去の話。
日常的に、ライトな価格のワインを気軽に愉しむ層をはじめ、専門店で好みのワインを買い求めたり、ソムリエの知識を学んだり。
はたまた自分自身でワイナリーを設けてしまうなど、愛好者の多さ、そして、その愉しみ方もさまざまというのがワインの特徴かもしれません。オークションで高値が付いたという話題にも事欠かないワイン。お酒買取市場ではどのように取引されているのでしょうか?
そもそもワインとは?
ワインの原料は言わずもがな、ブドウ。ブドウ果汁を発酵させたものが、ワインです。また、ブドウ以外の果汁を発酵させた場合、たとえばリンゴから作られている場合には、「リンゴワイン」などと呼ばれることになります。
ワインは主に3種類。
色の薄いブドウを用い、果汁のみを発酵させる白ワイン。黒ブドウや赤ブドウなど、色の濃いブドウを丸ごと発酵させる赤ワイン。そして、淡い色調を特徴とするロゼワイン。
そのほかにはスパークリングワインも存在。中でも、フランスのシャンパーニュ地方は特産地。シャンパーニュ地方産のスパークリングワインは、認証を受けた上で、シャンパンと名乗ることが認められています。
ワインの格付け
誕生は、紀元前5000年ごろ。いまや、世界一多くの地域で飲まれているお酒のひとつであるワイン。その個性は、原料にまつわる条件や製造方法、さまざまな要因によって形作られています。
その品質を守ることはもちろん、個性を明確に定義し、伝統を守るためにヨーロッパで制定されたのが、「ワイン法」。1930年代に制定され、2009年8月にはEU加入の生産国においてあらたなワイン法規定が発令されました。このワイン法における品質基準となっているのが「格付け」といわれる基準。
それぞれ「格付け」の名称を知っておけば、ワインの品質や、いわゆる“ランク”などについて、大まかなことを理解できるようになります。
ただ、「ワイン法」が存在するのは、いわゆる「旧世界」と呼ばれる、ワイン産地としての歴史があるいわば常連の国々。それに対して「新世界」と呼ばれる国々は、ワイン生産の歴史が比較的浅いものの、近年目覚しく台頭している国々のこと。
ワイン法による格付けは存在していないものの、昨今注目のワインとしてその進化には注目が集まっています。
ワインを高く買い取ってもらうために
「決まった賞味期限はない」とされているワイン。
ただし、それぞれのタイプによっては飲み頃が存在している場合もあります。もし、一般的な熟成タイプ以外のワインであれば、2年以内を目安にするといいかもしれません。
ワインは非常にデリケート。保存状態によっては品質に大きな差が出てしまいます。ワインをお酒買取に出す際は、知識を持って査定が出来る専門店に依頼すること、そして、保存状態には気を配る。これがワインの高額査定における必須条件であるといえそうです。