日本酒の買取は?
日本酒が、「お父さんが飲むもの」だったのは過去の話。
いまや、女性を意識したスタイリッシュなパッケージの発泡日本酒をはじめ、あの茶色い“一升瓶”のイメージを覆す、買いたくなる、飲みたくなるさまざまな日本酒が登場。
日本酒だけのバーもオープンするなど、その人気は再び高まっているよう。海外からの引き合いも高まる中、お酒買取における日本酒も、はたして人気を集めているのでしょうか?
そもそも日本酒とは?
日本でお酒といえば、それはイコール、日本酒。そんな日本酒の原料とは、ズバリ、お米。お米に麹、水を主原料として発酵させ、こしたものが日本酒と定義されています。また、アルコール度数については22度までとされていますが、技術的にはそれ以上の度数のものも製造が可能。その際には、日本酒ではなくリキュール類に分類されることとなります。
日本酒には“ランク”があるの?
その昔には存在した、「二級酒」「一級酒」「特級酒」といった、“ランク付け”。これらは当時の大蔵省によって法的に定められた、いわゆる日本酒の、“ランク”に該当する基準でした。「特級酒」は、優良。「一級酒」は佳良。「二級酒」はそれ以外のものという区分になるというものでした。
しかし「特級」「一級」に認定されてしまうと、酒税率が高くなります。そのため、あえて「二級酒」を選ぶ酒造元が出てくるといった事態に。「おいしいのに、安い。それなのに二級酒」といった日本酒が多数販売されているという結果を生んでしまったのです。
結果として、1992年にこの制度は廃止。より、日本酒の商品情報に合った形での区分がなされることとなったのです。
日本酒の“種類”は9つ
では、現行の酒税法における、日本酒の9つの区分についてみてみます。
9つの区分はいわゆる大衆酒である「普通酒」にはじまり、金額は順に上がっていきます。ついで「純米酒」「本醸造酒」「特別純米酒」「特別本醸造酒」「純米吟醸酒」「吟醸酒」「純米大吟醸酒」、そして最高峰の「大吟醸酒」の順。
ちなみに、“純米”が区分名称に入っている日本酒は、お米と米麹のみで作られています。入っていない場合は、醸造アルコールを添加する製法で作られた日本酒になります。また、醸造アルコールの添加は、伝統的な製法。すなわち、日本酒の“ランク”に影響するものではありません。
日本酒を高く買い取ってもらうためには?
お酒買取の対象となるのは、賞味期限の切れていないお酒です。ただ、賞味期限の記載のないお酒も存在。日本酒もそのひとつとなります。
日本酒に記載されているのは、製造年月。瓶詰めされた日付が記載されています。その日から、加熱処理がされた日本酒であれば約1年間が飲み頃。日本酒の買取の高額査定を狙うなら、「人気」や「希少性」のほか、「早く買取りに出す」ことも重要になりそうです。