ブランデーの買取はどのくらい?
「寝かせてしまっているお酒」ランキングがもしあったとしたら、上位ランクイン間違いナシ。それがブランデーかもしれません。
応接間のサイドボードにずらり並ぶ洋酒の瓶。その中に並ぶ、さまざまなブランデー・ボトル。少し昔の懐かしい風景にしっくり来るブランデーですが、お酒買取事情はどうなっているのでしょうか?
そもそもブランデーって?
ブランデーの原料は果実。
最も多いのはブドウ、そのほかにはリンゴや洋ナシなども用いられ、発酵・蒸留させて製造するお酒です。
ブランデーの3大生産地は、フランスのコニャック、アルマニャック、カルヴァドス。コニャックとアルマニャックは、ブドウを原料としたブランデーの生産地。これらの生産地で製造されていることなど、法律による基準に該当したものはそれぞれ、コニャック、アルマニャックとしての販売が可能になります。
同じくフランスのカルヴァドスは、リンゴのブランデーの最も有名な生産地。また、カルヴァドス県を含むノルマンディー地方とブルターニュ地方も同じく有名な産地であり、これら地域で生産され基準を満たした場合に、カルヴァドスと呼ばれることとなります。
ブランデーにはランクが存在
ブランデーのラベルにある、VSOPなどの表記。
実はこれはブランデーの正式なランクを示したものなのです。ランクは熟成年数の長さによる厳格な基準によって定められており、正式には、コニャックとアルマニャックについてのみ定められたものになります。
最上ランクは、オルダージュ。そして、X.O.、ナポレオン、V.S.O.P.、V.S.、スリースターの順となっています。ご自宅のブランデーラベルを一度確認してみるのもいいかもしれません。また、コニャックに関しては、原料であるブドウを生産する土壌による6つのランク分けも存在しています。
買取が高値になるブランデーとは?
ブランデー、とひと口に言っても、手軽に購入できるものから最高級品まで、価格は幅広く存在しています。
中でも、新品での販売価格が10万円台を超えるものからは、ボトルにクリスタルが用いられているブランデーも多く見られます。ボトルの中身、ブランデー自体の味わいの他、ボトルの美しさはもちろん、外装箱にも凝ったデザインものが多く揃い、まさに高級品といった領域に入ります。また、ビンテージものとされるブランデーについても、価格帯は10万円台からが本番。
ブランデーにおける販売価格10万円台以上となると、金額として高額であることはもちろんのこと、贈答品として扱われる機会が格段に増える価格帯でもあります。なにやら知らぬ間に、自宅に在庫として眠っていた・・・何てこともあるかもしれませんね。